【鏡のはなし】

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鏡の話をしようと思ったのは

かなり前のことになる。

神社巡りをするようになると

祭壇には必ず三種の神器のひとつ

鏡が置かれていたことに気付いた。

最初は別に気にも留めなかったけれど

実際に箱根神社に行ってみたら

九頭龍神社が横にあるじゃないか。

御祈祷を上げて頂くとき

箱根神社と九頭龍神社の双方で

上げて頂くことにしたら

箱根神社のお社でまず祝詞奏上。

その後に今度は外にいったん出てから

九頭龍神社で祝詞奏上かと思いきや

「ご自分でお参りしてください。」

だった。（笑）

ところが。。。

小さい社殿だから

もう目と鼻の先に

鏡がドン。（笑）

この「鏡ドン」で気付いたワケ。

ああ、なるほどね。みたいに。

自分の顔がそこに写るじゃない。

そしたら自分のなかに

カミサンが居る。

そういうことになる。

まあ、つまりですね。

自分自身と向き合えという話。

これがまさに

音楽の効果と同じなんだよね。

演奏していて

音と向き合う。

仕事をしていて

自分と向かい合う。

つまり「鏡の効果」なわけ。

一所懸命に仕事すりゃ

鏡が目の前に現れる。

どんな仕事も一緒。

じゃあ、鏡を磨くってどういうことか？

つまりね。

感性を磨くってことさ。

音楽聴いてりゃ、聴くだけで

感性が磨ける。

こんな素晴らしいこたーない。

やってみな。

素晴らしいよ。

素敵な一日を。

村中大祐

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